東北クロッシェ

はじまりは、
震災直後の被災地。

震災直後の被災地ではみんなが生きるチカラをなくしていました。そこに、東日本大震災支援プロジェクト「EAST LOOP」の企画が持ち込まれました。これは、編み物の力で被災した人たちを元気にしようと生まれたものです(詳しくはこちら)。EAST LOOPでは、これまでに最大で200名の編み手さんが集まり、EAST LOOPを代表するハートブローチを累計10万個以上生産しました。
そして、このプロジェクトによって編みもの手仕事の集まりが生まれ、講習会が開かれることに。初めての講習会では「なんで、わだす(私)が生き残ったんだ。わだす(私)が子どもの代わりに流されたらよかった」涙ながらに話す人もいました。しかし、講習会の回を重ねるうち、みんなが編みもの手仕事に夢中になり、お互いに褒め合ったり、教え合ったり…やがて冗談や笑いまで起こるようになりました。閉塞感のあった集まりが少しずつ変わっていったのです。不便な仮設住宅に住み始めてからも、みんなで集い編みもの手仕事をすることが、心のよりどころ・生きるチカラになっている…そんな風に会は変わっていったのです。このプロジェクトが、東北クロッシェの生まれたきっかけとなりました。

はじまりは、震災直後の被災地。 はじまりは、震災直後の被災地。
編みもの手仕事を、
生きる糧と喜びに。

家、家族、仕事…いろいろなものをなくした人たちにとって、編みもの手仕事で社会に参加することは「生きる喜び」。そして得た収入は「自らの誇り」です。講習会を受けた多くの女性が、編みもの手仕事を通して希望を見いだし、生きていくチカラにかえていました。そして編み物の技術が向上していったのです。また、仕事を見つけるのが難しい被災地以外に住む女性たちからも参加したいという声が増えてきました。そうした背景のもと2014年1月に合同会社東北クロシェ村が生まれました。東北クロッシェが目指すもの。それは「国内の編みもの需要と東北クロッシェの編み手さんをつなぎ、東北クロッシェメイドのニット商品の製作販売を行うこと」です。将来的にはオリジナル商品とともに東北の元気を世界へ届けて、編みものを通じて持続可能な社会づくりの一助となることを目指しています。

編みもの手仕事を、生きる糧と喜びに。
東北クロッシェが
手編みニットを作ります。

東北クロッシェには、経験豊富な編み手さんたちが50人以上在籍しています。編み手さんはかぎ編み、棒編みはじめ様々な技術を持っており、定期的に開催される講習会で互いに技を磨き合っています。そのため、多様な取り組みが可能です。小ロットの対応もいたしますのでお気軽にご相談ください。

オリジナル商品の開発と販売
企業のニットサンプル品などの製作
企業のニット商品の生産

東北クロッシェが手編みニットを作ります。 東北クロッシェが手編みニットを作ります。